スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「高度な抽象化」は「酷い省略」

どんぐり倶楽部のHPには掲示板があり、そこで親や教師は質問をして、しばしば先生に叱られて鍛えられます。その掲示板で、お子さんが文章題を絵ではなく、記号を描いて解くという保護者に対して、先生は

幼児・児童期(12才まで:特に9才まで)には良くありません。発想が貧弱になります。(過去ログ3003)

と答えて、かなり詳しい説明をつけ、

「高度な抽象化」というと聞こえはいいですが、小学生のしていることは「酷い省略・単なる手抜き」というだけ

と書いておられます。
私は、最近まで「酷い(むごい)」という強い表現が使われている理由が分かりませんでした。でも、今なら、私も酷いと思えます。

我が家では週に一度、有機農業に力を入れている会社から、食材を宅配してもらいます。カタログで商品を選ぶことができますが、1000円の内容お任せ野菜セットを購入することが条件です。安定した需要を確保して、農家を守るためです。

さて、その野菜セットを見る時、どうやってセットの内容を決めるのかなあと思います。野菜なのだから、予想よりたくさん収穫されたり、予想以下だったり、出来具合も一つ一つ違います。それをどう組み合わせて、どの会員のセットも約1000円になるように組み合わせるのかなあと。

組み合わせを決めるスタッフの話し合いを想像してみました。

スタッフA「今日はバジルと青ネギとショウガとミョウガがたくさん入荷している、全セットに入れよう」
B「それじゃあ、薬味ばかりだってクレームがくるよ。」
C「そうだよ、あのハーモニーっていう名前だけは平和そうな会員から、電話かかってくると思うよ。」
A「そうだな。そう言えば葉物野菜も結構入ってるな。ちんげんさいとほうれん草を二つずつ入れて、それに香味野菜を少し加えよう。」
B「けどな、葉物野菜は日持ちがよくないからな。日持ちのいいのも混ぜた方がいいんじゃないか。」
C「じゃあ、葉物野菜を減らして、キャベツかカボチャを加えよう。」
A「値段が1000円にそろわないぞ。」
B「コンピューターに全部の野菜の値段を入力して、950円から1100円になる組み合わせを出そう。」
(コンピューターを操作)
A「だめだ、葉物野菜と香味野菜のセットが出てきた。」
C「仕方がない。全部の野菜を100円刻みに値段別に分けて、バランスのいいセットになるように、ピックアップしていこう。」
そこへ、単純解決で知られるスタッフDがやってくる。
D「何ごちゃごちゃ言ってるんだ。めんどっちいな。うちは1セットに6種類入れれば採算がとれるんだ。野菜はどれも野菜。1+1+1+1+1+1=6。6個ずつ入れればいいの!」
と言って、Dはショウガ6個、キャベツ6個、ほうれん草6束・・・などのセットを作っていった。

たくさんの種類の野菜、種類は同じでも大きさがばらばらな野菜を見ると、色々なセットの方法が考えられるのに、野菜の種類、性質、大きさなどを無視すると、「野菜」という一つの物にしか見えない。だから、アイデアも一つしか思いつかない。「酷い省略」とはこういうことなのかなと思っています。

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村

続きを読む »

スポンサーサイト
カテゴリ
プロフィール

Author:ハーモニー108
FC2ブログへようこそ!
1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。