スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

七田眞氏の訃報に思うこと(共感について)

6月22日に児童期に表現(作文)を強要することに対して批判的な記事を書き、7月1日に教職の責任について書いたので、児童期に起因する心の発育のゆがみの元凶が学校教育だと思っているような印象を与えたかも知れません。確かに、作文を書かせることのデメリットを指摘したどんぐり倶楽部の気づきは画期的です。なぜなら、心の問題と、家庭環境とかゲームのやり過ぎとの関連を指摘する人は多いですが、作文が子どもの心をいびつにする可能性など、気がつく人もいませんから。

かと言って、小学校で作文を書かすのをやめれば全てが解決するはずはありません。最近、私の子が通う小学校で、わざと友達の腕に鉛筆を刺すという出来事がありました。近所の公立中学には、生徒同士や、先生に対する生徒の暴力沙汰でパトカーが来たこともあります。こういった事の原因を、作文やゲームだけに帰することはできません。しかし、そうした行動をする少年少女一人一人が抱える問題は多様なので、個別対応は困難です。ですから、情緒と学力を育てるのに大いにプラスになる教育方法があり、それを全国津々浦々にある学校で実践すれば、最も容易に広範に高い効果が望めると思います。そうした思いで、先の二つの記事を書きました。

子どもを育てる上で大事なことは、結局のところ、子どもに共感することだと思っています。表現することが難しい気持ちを察して寄り添うことは勿論、子どもが自ら好んでゲームに没頭していたり、一日中テレビを見続けているとしても、その子が味わっている喜びとはどれ程の深さなのかを察することを含めての、広い意味での共感です。でも「共感しましょう」と言ったところで、主観的で漠然としています。だからこそ、子どもの心に何が起こっているかを理解する基盤となる、「思考の臨界期」のような理論が必要になってきます。

ところで、今春、右脳教育で知られる七田眞氏の訃報を新聞で読みました。写真も載っていました。とても優しそうなおじいさんでした。七田氏の晩年の言葉も載っていました。


 右脳には写真のように記憶する驚異的な能力が備わっており、幼いほど吸収力があるといった理論を提唱し、・・・「右脳教育の基本は愛と感動なんよ。言葉や方法じゃないんよ。教える人は相手に感動を与えられんと」。


七田チャイルドアカデミーのHPで、七田氏の子育てアドバイスも読みました。多少、納得できないことも書いてありますが、ほとんどは優しさあふれるアドバイスです。

 親子の一体感・愛情を育むことを何よりも大切にしています。(七田眞からのメッセージ)

 1歳に満たないこの場合、一つのおもちゃに5分と集中しないのが普通です。そこで、次々に変えて遊ばせればよく、遊びの済んだものを片っ端から片付けては出すというようにすればよいのです。3歳を過ぎるまでは、遊んだものを片付けることを教えるのは無理(オモチャの与え方と後片付け)

 他の子より優位に立たせるために、早くから幼児教育をする、教育の先取りをする、このような考えで子育てをするのは、決して優れた子どもを育てることにはなりません。むしろ心の歪んだ子どもを育てることになります。 親が子どもに残してあげなくてはならないのは何でしょう。財産や学歴ではなく、自分で道を切り開いていく知恵と力を育ててあげることだと思います。そのためには、自分で考え、自分で行動し、自分の責任を果たすことができる子どもを育てましょう。(我が子を競争原理で育てないようにしましょう)


 子育てに失敗するように運命づけられたお母さんなど、一人もおられません。・・・心の宝庫の鍵とは何でしょう。リラックスすることなのです、(リラックスが心の宝を開く道)

 子育てをしてい多くのお母さま方は、ほとんどが完全主義に陥っています。・・・今日はこれだけのことをしなければならない、と思い込み、それができないときは、激しい自己嫌悪に陥ります。子どもに完全を求め、子どもがきちんと応じてくれないからできないと子どもを責め、そのような子どもに育てた自分に嫌悪を感じます。(欠点があっても完全でなくてもいいんだよと教える)


どうでしょうか。とても目新しいとは言えませんが、子どもと、子育てに悩む親の気持ちに、これだけ寄り添ってくれる人は周りにいますか?だから、私は理解できないのです。ここまで、子どもと親に共感できる人が、フラッシュカードを使うということが。次々に違う絵が出てくれば、「さっきの絵は何?もっとゆっくり見たいな」と思うのが正常な反応だと思うのですが。

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

ええおじいちゃん

私、七田のこと、ブログでこてんぱんに書いてるけど、
どんぐり以前には、七田眞さんの講演会にも行って、
握手もしてもらったことあるねんで~。
ええおじいちゃんやった。

いやあね、七田眞さんの言うてはることは、いいことばっかやねん。
初めは絶対そういうところから始めはったと思うねん。
それでも、ちょっと間違うとあんな風に暴走してしまう、
というところが早期幼児教育の怖さかなあと。

本来の意図とは、どんどんはずれていってしまって、
はずれてることにも気がつかへんようになってしまう。
親も、あの会社もね。



しまりすさんへ

七田さんをナマでみたのかあ。おまけに握手も!糸山先生の講演会の打ち上げの時、ハグじゃなくって、その貴重なお手々を握らせてもらったらよかったかな。

七田HPのアドバイスを読んでると、ほんとに、このおじいちゃんがフラッシュカードを始めたのかなあと思えてきます。

「子育てに失敗するように運命づけられたお母さんなど、一人もおられません」なんて言葉読んだら、救われた気持ちになるよね。

でも、しまりすさんて、どんぐりの前は随分、いわゆる教育熱心ママだったんだね。私は情熱の総量が少ないから、どんぐりを知る前も知った後も、あまり熱心にはなれないんだけど。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

カテゴリ
プロフィール

ハーモニー108

Author:ハーモニー108
FC2ブログへようこそ!
1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。