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頭の中の回路

どんぐり倶楽部の理論には「思考回路」という言葉が頻出します。そして、単純作業的な勉強(大量の単純計算、漢字練習など)の害を強く警告しています。脳がダイナミックに発達している途上の子供が、単純作業を大量にやると、その作業をするために使う脳内回路がいびつに強化され、他の回路の発達・形成が阻害されるというのが、その理由です。どんぐり倶楽部の糸山先生が、子供の頭の中を直接見たはずはないので、たくさんの子供の様子を観察して気づき、その問題意識を持って脳科学研究の成果を調べたら、先生の気づきを証拠づけるものがあり、どんぐり理論が体系化されていったのだろうと推測しています。

私は今まで、思考回路は初めはとても少なくて、外からの様々な刺激で形成されてくる、何もないところに、道のような回路がウニョウニョと伸びていく、そんなイメージを持っていました。けれども、利根川進先生の「私の脳科学講義」(岩波新書)を文章を読んで、もしかすると初めから非常に細くて弱い回路はたくさんあって、それが環境によって、強化されたり、消えてしまったりするのかなという気がしました。


 赤ちゃんは、じつは人間の言語で使われている七〇~八〇個の微妙な母音の音のちがいを、すべて区別することができる能力をもって生まれてくるのです。しかしながら、赤ちゃんが育つ過程において、親を含めたまわりの人々が、いわゆる母国語で話して、これが赤ちゃんの脳へ入っていきます。そうすると、脳でどんなことがおこるのでしょうか。赤ちゃんの脳は、その母国語に使われている母音に反応する回路が、ひじょうに強化されていきます。それはとうぜん、七〇~八〇ある母音のほんの一部で、たとえば日本語でいうと、こまかく方言などを入れたとしても、せいぜい一〇個ぐらいの母音しかないわけです。そういうなかで育っていと、本来もっていたそのほかの母音に反応する脳の回路は、徐々に退化していきます。そしてある年齢になると、母国語の母音にはひじょうによく反応し、区別できるけれども、それ以外の外国語の母音に反応する回路がほとんど退化して、なくなってしまうという状態になるのです。(2 脳科学の現在と可能性 「脳ネットワークの臨界期」p.59~60)

世界に母音が70~80もあることにはびっくりです。どう口と舌を動かせば、そんなにたくさんの母音が発音できるのでしょうか。それはさておき、言語においても、使わない回路は消えてしまうのですね。

もし微弱ながらも思考回路も先天的に持っているとすれば、そして過剰な単純作業の強要で深い思考をする回路をつぶしているとすれば・・・・・回路が先天的でない場合よりも、ずっと重大な罪だと言わなければなりません。歩く能力を持って生まれているのに人為的操作で歩けないように育てる、話す能力を持って生まれているのに話せないように育てるようなものです。

でも、思考回路が先天的にせよ、後天的にせよ、大事なのは思考できるように育てることですね。

余談ですが、言語に関しては、日本語に無い母音や子音が発音できなくても、聞き取れなくても、観光程度なら、あまり支障がないようです。単語だけを聞き取らせるリスニングテストは別ですが。話題の流れで、変な発音でも推測がつくものです。若い頃、ヨーロッパ旅行をしたとき、一緒に旅した友人が、ドイツのある町で、遠くに見えている橋への行き方を現地の人に聞いたことがありました。彼女は「橋(ブリッジ)」を間違えて「ビレッジ(村)、ビレッジ、ビレッジ」とだけ言いましたが、ちゃんと橋への行き方を教えてもらえました。

自由工作教室コーナー
娘7歳(小1)
ちぎり絵:水をたっぷり使って絵の具で紙にぼかしたように色をつけ、ちぎって貼る。紙を和紙(障子紙)にしてもいいと思います。紙の代わりに布という手段もありますね。
同じ事をするにしても、素材を変えるのはコツだと思います。

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1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

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