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ブラザーサン シスタームーン(1)

一つだけ心に残る映画を挙げよと言われれば、「ブラザーサン シスタームーン」です。同名の小説が最近、出版されていますが、そちらは読んだことがありません。この映画は、1972年のものなので、私が初めて見たのは封切りの時ではありません。

この映画はキリスト教のフランチェスコ教団の創設者、フランチェスコ(12~13世紀)の若き日々を描いています。(が、私はキリスト教徒ではありません。)長い年月を経ても残っていて、多数の信者を獲得している宗教は、どれも優れていると思います。魔女狩りとか狂信的とかテロのイメージなどは、その宗教の根幹を見ていない、非常に偏った見方であると思います。けれども、歴史が長い宗教というのは年月がたち、多くの信者を獲得すると、信者への影響力を基盤に世俗的になり、現世利益追求に走りがちな点が似ています。そして、そうなると、宗教の原点に戻ろうとする動きが出ることも似ています。フランチェスコもそうした人の一人です。

フランチェスコは現在のイタリアのアッシジの、富裕な商人の息子で、一人っ子です。友達と同様、享楽的な生活を送っていたのですが、戦争から瀕死の状態で戻り、生死の境をさまよう経験をして、健康を取り戻したときには、心が生まれ変わっていました。自分の家の地下には、牢屋のような暗い作業場で、一日中布を染めている貧民がいる。教会の礼拝に行けば、ごちそうの食べ過ぎでメタボ状態の聖職者が執り行う儀式に、滑稽なほど着飾った町の富裕者が参列していて、彼らの後ろの出入り口付近にボロを来た貧者の集団が祈っている。変だ!狂っている!誰もが神の創造物だというのに。フランチェスコは家を捨て、郊外の野原に半壊して残っているサンダミアノ教会を、一つ一つ石を積み上げて再建し始めます。少数の貧民に手伝ってもらいながら、ハンセン病の人と暮らしながら。以下は、それをテーマにした挿入歌の出だしです。(私の訳です)


If you want your dream to be
Build it slow and surely.
Small beginnings, greater ends.
Heartfelt work grows purely.

夢が本当になればと思うなら
ゆっくり、確実に築きなさい
始まりは小さくとも、終わりは大いなり
心をこめてしたことは清らか


途中に Day by day, stone by stone (日々石を一つずつ)という、教会再建シーンにぴったりのフレーズもあります。

(追記)思うに、地味だろうが、ぶざまだろうが、実現を願うことがあれば、フランチェスコのように、「木を植えた男」のように、一つ一つ石を積み上げて生きていけということなのでしょう。


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1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

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