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かずと数字

数字は文字よりも もっと高度な抽象化をしている記号です。(「思考の臨界期」p.306)

「百まで数えたらお風呂から上がりなさい。」「いーち、にー、さーん、・・・」
どこの家庭でもやっていそうなことです。でも、数字というのは、子供にとって難関だと思います。上の数え方は、数字が並んでいる順番どおりに発音することです。でも「ひとーつ、ふたーつ、みーっつ、・・・」と言えば、かずを数える時の発音の順番になります。数字というのはやっかいなもので、ものを数えるのに使ったり、体重の表示に使ったり、順番をつけるのに使ったり、はては電話番号にも使われます。数字を順序と理解したら、電話番号はいったい何なんだ、ということになります。

数字は高度に抽象化している記号だからこそ応用範囲が広いし、それ故、使いこなせるなら便利です。でも、幼い子どもは、そうは感じていないでしょう。子供の身にもなってください。上記の様々な使い方の情報に、ランダムに接しているのです。

風邪がはやっているときにお医者さんに行くとします。混んでいるので、ママは「はあ~、15番目かあ」とため息。帰宅がパパより遅くなりそうなので、「パパの職場に電話しなくちゃ。電話は、えーっと、123-4567。もしもし、帰りは7時半くらいになりそう。」診察室では「熱が40℃もあるんです。」「頓服は1日2回まで、他は1日3回飲んでください。」支払いは「2300円です。」「じゃあ、5000円で。」「では、おつりの2700円。お確かめください。」
大人が思う以上に、子供は洪水のような情報の中でチンプンカンプンな気分かもしれません。

我が家は夫婦と子供二人の四人家族です。娘が赤ちゃんで、息子が3歳前後の頃の、ある日の昼間、私と子供二人がいる家に、両親が来ました。つまり、家の中は5人になりました。どうして、こういう話題になったか覚えていませんが、父が息子に「ここにパパが帰ってきたら何人になるかな?」と尋ねました。息子曰く「4人。」この返答を受けた父の言葉は

「うん、そうだね、いつもはパパが帰ってくると4人だね。」

父は子供の相手が上手でも、好きでもないのですが、うまく答えたものだと、印象に残りました。息子にすれば、4人家族なので、4人、4つなどに関する経験を日々していますから、4は理解しやすいかずです。また、「パパが帰ると4人になる」は、ほぼ毎日経験しています。「パパが帰る=4人になる」と思っているのです。その気持ちを瞬時に察知し認めてあげたこと、誤りをただすことによって息子の気持ちを否定することを控えたこと、かずの理解を今後の息子の体験にゆだねたこと。わかっていないという事実に過度に敏感になって不安になる必要はない、「教え込む」より「気持ちを尊重すること」が大事だと私に悟らせた出来事でした。

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1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

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