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ゆっくりさん

個性というのはその子の「できること」ではありません。
個性というのは、
その子が自然に無理なく楽しめること・面白く感じる能力のことです。
(中略)
第1個性とは、
その子が持って生まれたテンポのことですが、
第2個性である「好み」を
一般的には「個性」と呼んでいる人が多いようです。
(中略)
また、第1個性である
独自のテンポは
先天的なものなので
生涯にわたって
変えることは出来ませんし、
変えようとしても
効果はありません。

これら2つの個性のことを
知ったうえで子育てと教育を考えると
無理なく無駄なく効果的な
接し方が自然に見えてきます。(どんぐり倶楽部「思考の臨界期」pp.53-57)


最近「生きづらい」と感じている人は相当多いのではないかと思います。
私もです。
私が何故生きづらいか。「のろま」だからです。頭の回転も遅いし、同時に複数の事をしたり、段取りよく効率的に用事を片付けるのも苦手です。このブログもそうですが、思いついてから行動に移そうと気持ちがまとまるまでに、とても時間がかかります。ですから、日々スピードアップが要求される世間(仕事やPTAの用事など)では無能な気がするし、家庭でも非難されているような気がして、おどおどします。例えば、夫が子どもの能率の悪さを叱っていると、暗に私を非難しているのだと感じます。そして、この世には居所が無い気がしてくるのです。

どんぐり倶楽部の用語で言えば、第1個性である持って生まれたテンポが遅いわけです。どんぐり倶楽部の糸山先生は、こういう子どものことを「ゆっくりさん」という優しい言葉で表現しておられました。それが嬉しかった記憶があります。

●日本のIQ測定は反射速度測定ですから第一個性が「ゆっくりさん」の場合には無意味に近いものです。(Voiceログ28)

どんぐり倶楽部の考え方に従えば、この生きづらさも工夫で乗り越えるべきであり、工夫することが人生を楽しむことなので、工夫できる人間に育てなければならない。そして工夫が出来る人間に育てる方法とその根拠がぎゅっと詰まっているのが、どんぐり倶楽部の理論なのです。私にはその工夫が足りないようです。

知人のお子さんが小学校受験して、小・中・高一貫校に通っているのですが、この学校は一貫校と言っても、3割ほどは中学校から高校に上がれません。ですから、小学校受験のために幼稚園から塾に通い、校内での選別に勝ち残るために、その後もずっと通い続けなればならないそうです。

痛ましいと思います。こういう生活をあまり負担に思わない子どももいるでしょう。でも、私のように第1個性であるテンポが遅い子どもには、追い立てられ続けるような生活が続くのは相当辛いのではないかと思います。おっとりした子は、子ども時代に持って生まれたゆったりペースを尊重してもらえなければ、「自然に無理なく楽しめる」ようにはなりません。

そして、近年の米国初の世界的不況を見て思うのは、この子どもたちが成長した時、こういう努力につぐ努力が、楽しめることを犠牲にして経済的豊かさや社会的地位で報われる今と同じよう世界であるだろうか、ということです。世界の風景が変わっていて、努力と忍耐が水の泡になったら、もう戻らない子ども時代に対して、どんな補償ができるのだろうか。そう思うと胸が痛みます。

(世界の変化について思うことは改めて書きます。)

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1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

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