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心を守ってくれた先生

小学校の二学期は非常に慌ただしいです。

夏休みがあけると運動会の練習で、10月に本番。10月の半ばには市内の公立小学校の全6年生が集まって連合競技会。11月にはいると6年生が修学旅行、4年生または5年生が市内公立小学校合同の連合音楽会。そして最後の大きな行事は11月下旬の学習発表会(学年ごとに劇や音楽の演奏をし、父兄に披露する会)。

それぞれの行事のために、打ち合わせ、下見、練習で先生方は時間と労力をとられてしまい、行事の準備の合間を縫うようにして、普段の授業も進めなければなりません。こんなに忙しくては、「どんぐり倶楽部っていう、私自身はとてもいいと思う学習方法を提案している所があるんですけど・・・」と言ったとしても、検討してみる事すら出来ないのではないかと思います。ですから、こちらが「こんなやり方では・・・」と感じる先生を、批判するのがはばかられます。

もう少し、学校生活をシンプルにして、ゆったり授業が出来る環境をつくるべきではないでしょうか。そのことを念頭に置いて、一人の親の立場から見ると、「素晴らしいできばえ」を親に披露する学習発表会は不要に思われます。小学校は子どものためにあるもので、親のためにあるのではありません。

前置きが長くなりましたが、以下は3年前の学習発表会について、担任の先生から伺った話です。

その年の娘の学年は音楽で、娘は立候補してタンバリンをたたくことになりました。ところが、上手にたたけないのです。ワンテンポ遅れてしまうのです。学年全体の合同練習も回を重ねているのに、出来るようになりません。ある日、合同練習でいつものようにワンテンポ遅れてタンバリンをたたく娘を見て、娘の担任ではない先生たち曰く、

「あの子、別の子と替えた方がいいんじゃない?」

娘は涙ぐみました。
それに対して、娘の担任の先生は、

「あの子をタンバリンからおろすなら、うちのクラスからはタンバリンは出しません。」

この言葉に音楽の先生も賛成し、その日から放課後、担任と音楽の先生による個人練習が始まりました。そして、本番までに、どうにかタンバリンを正しくたたけるようになったのです。

日頃から気にしているのですが、娘は学校であった嫌なことを、家でなかなか口にしません。息子は小学生の時は、泣きながら帰ってきたり、帰ってくるなり腹が立ったことを悔しそうに話したりしたのですが。ですから、ここに書いた話は、担任の先生から直接聞いたことです。帰宅が特別練習で遅くなるので、連絡があったのです。

この話を聞いて、とても有り難く思いました。
娘の学年は3クラスです。3人の担任のうちの1人が、残りの2人の主張をしりぞけて発した「うちのクラスからはタンバリンを出しません」という強い言葉。それが「あの子、別の子と替えた方がいいんじゃない」とまで言われて、ぺしゃんこにされた娘の気持ちをどれだけ救ってくれたことか。

3人の担任同士の人間関係にひびが入るかも知れない。
学習発表会の出来映えが悪くなり、自分のせいにされるかも知れない。

そういう懸念をはねのけて、毅然として発せられた言葉。

子どもの気持ちを瞬時に察して、きっぱりとした態度をとってくださった先生に、頭が下がる思いでした。

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1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

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