スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

読解力(1)

国語の学習はおおまかに分けると、文章を読み取ること(入力)と文章を書くこと(出力)になります。小学校で、ひらがな・カタカナ・漢字を覚えるのも、読み書きに必要だからです。ひらがなを一通り覚えると、教科書の音読の宿題が出ます。

ミントが小学校低学年~中学年の時、連日、習っている箇所の音読数回が宿題になりました。毎日同じ箇所を音読していると、暗記してしまいます。ミントは国語の教科書を捜しながら音読を始め、該当箇所のページを開きながら音読の半分ほどを終え、開いた頃にはほとんど終わっていました。この宿題は意味があるのでしょうか?

そもそも読解力とは何でしょう?

読解力とは文章をイメージ化する事が出来る力です。
意味が分かるとか言いますが
意味が分かるとは
イメージ化できるということです。
(中略)
イメージ化がなければどんなに速く読めても内容は掴めません。
全く無意味な音声再生機に過ぎません。(どんぐり倶楽部「思考の臨界期」pp.391-393)


ミントは早く宿題を終えたいと思いながら、終わったら何をして遊ぼうかと考えながら、心ここにあらずの状態で、音声再生機になっていたに過ぎません。もし、発音記号を知っていて、それが本文に添えて表記してあれば、意味が分からなくても、誰でも外国語も音読できます。

意味が分からなくても音読することで、リズムを体で覚えることが出来るという反論もあるでしょう。そのような観点から中国や日本の古典の音読を小学生にさせている所もあると思います。確かに、そのような効果はあるでしょう。でも、小学校教育という義務教育、すなわち生きていくために必要な学力を付けるべき時には、優先順位があると思います。充分に読解力があるから、趣味としてするならいいかもしれませんが、現代日本語の読解力が不十分な場合には、古典のリズム獲得に時間をさくのは、いささか勿体ない気がします。

では、小学校ではどの程度の読解力を養成すればよいでしょう。大人の日常生活では、住んでいる自治体の広報、子どもが持ち帰る学校のプリント、電化製品の取扱説明書などが読んで分かる必要があります。

例えば我が家のファックスの取扱説明書を見てみます。

<親機でお話ししてからファックスを送る>
1.原稿ガイドを合わせ、原稿を裏向きにセットする。
送信する面を下にしてセットします。画質を選ぶ時は、画質/カナボタンを押します。画質/カナボタンを押さなかったときは、自動的に「フツウジ」で送信します。
2.受話器を取る。
3.「ツー」という音が聞こえたらダイヤルする。
4.相手の方が出たらファックスを送ることを伝えて「決定・FAXスタート」ボタンを押す。
 送信中、途中でやめるときは停止ボタンを押します。(原稿がつまった状態になります。)詰まった原稿は、127ページの手順で取り除いてください。
5.受話器を戻す。

説明書の初めにはファックスの各部の名称が一括して図示されていますが、ファックスをしたことがない人が、これだけを読んで分かるでしょうか。難しいですね。上記の部分には、それぞれの番号ごとに、関係するファックスの部分・ボタンの絵、紙の入れ方の絵があります。これによって、読んだ人が文章をイメージ化するのを容易にしてあるわけです。

けれども、学校教育での国語の読解では、取扱説明書を読解できる以上の力を養おうとしています。それは、教科書の教材を見れば分かります。説明文や物語が教材になっています。いわゆる「読書」というレベルです。それは、子どもたちが成長したときに、仕事・日常で問題に直面したとき、悩みがあったとき、あるいは趣味として、心の糧として、読書が必要になるからだと思います。

そのような読書を念頭に置いた、小学校の教科書に出てくるような文章の読解力については、改めて書きます。

にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

カテゴリ
プロフィール

ハーモニー108

Author:ハーモニー108
FC2ブログへようこそ!
1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。