スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

言葉のむこう

言葉の先にあるものを知らなければ教育は失敗します。
(中略)
私たちは言葉で考えているわけではなく
視覚イメージで考えている
今までの教育の失敗は
このことに気付いていなかったこと (どんぐり倶楽部「思考の臨界期」pp.271-273)


あけましておめでとうございます。

今回は、このブログの題「言葉のむこう」の由来について書きます。

私はこのブログの記事、特にどんぐり理論について書くとき、書きたいことがはっきり決まってから書き出します。でも、「書きたいこと」は分かっているのに、文章にするのに苦心します。いったん書いて読み返すと、「書きたいこと」をぴしゃりと表現できていない。そこで、表現をあれこれ変えて、的確に伝わるように手直しします。時には何度も書き直します。つまり、12月28日の「読解力(2)」で書いた「言葉に先立つもの」を言葉にするのに苦労するわけです。

この「言葉に先立つもの」は、私の文章を読んでくださっている人から見れば、私が書いた言葉のむこうにあるものです。これがブログの題「言葉のむこう」の由来です。

言葉に先立つ書きたいことはイメージです。そのイメージとは、どんぐり倶楽部の理論でいう「視覚イメージ」です。「視覚」というと、○や△のような鮮明な形があるように聞こえますが、このブログの記事のような場合、そうではないので、その意味では「視覚的」と言った方がいいかもしれません。目で見るように、一瞬でひとまとまり(全体)を認識できるので視覚的なのです。音でも、香りでも、味でも、触覚でもない。(ただし、その「言葉に先立つこと」が、音や、香りや、味や、触覚を思い出させることがあったり、逆に、特定の音や香りなどが、それを想起させることはあります。)

私が文章にするのに苦労するように、言葉というのは、伝えるための記号です。数字も記号です。仮に1→○、2→△、3→×と表す国があれば、「お餅一つと二つを合わせるといくつになるでしょう。」は、1+2=3ではなく、○+△=×と表記することになります。記号は違うのに、記号のむこうにあるものは同じです。

考えるべき事は、1+2=3や○+△=×ではなく、「お餅一つと二つを合わせるといくつになるか」という、記号の先にあるもの(=記号に先立つもの)の方です。記号の先にあるものが分かれば、先ほどのお餅の問題は、1+(1+1)=3とか○+(○+○)=×と表すことも出来ます。

どんなに計算(記号操作)自体が正確で速くなっても、実際の生活では具体的な状況の中で計算をするのですから、計算の記号に先立つものが分からなければ役に立ちません。それが出来て初めて、それを数式でどう表すかというスキルが生きます。子供の頃、数字だけの計算問題は出来ないのに、なぜか買い物の計算が出来る友達がいました。また、反対に、我が子の友達に、そろばんを習っていて計算が速いのに、文章題は一瞬見ただけであきらめる子がいました。

言葉も同じです。文章を読んで、言葉の先にあるものが分からなければ、発音記号の行列になりかねません。

言葉や数字の先にあるものから引き離して、文字を書くこと・数字操作の練習だけを大量にするよりも、記号で表される内容に重点を置かなければ、思考という行為の練習が十分に出来ないのではないでしょうか。

にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

カテゴリ
プロフィール

ハーモニー108

Author:ハーモニー108
FC2ブログへようこそ!
1995年早生まれの男の子(ミント)、1997年生まれの女の子(パセリ)の母親です。主として、目からウロコが落ちるステキな子育て・学力養成の理論&実践方法を提供しているどんぐり倶楽部について書いています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。